手仕事の流れ

仕上がりまでの流れ

当店の受付からお引渡しまでの基本的な流れを、写真とともにご紹介します。クリーニングする品の素材等で多少変わってきますが、1点1点気を配り手間をかけているのがお解りいただけるでしょう。

  • 受付

    各種サービス、シミの有無、キズ、ボタンの有無を確認します。 なお、新規のお客様には、急なご連絡や当店からのお知らせなどに使用する、アドレスカードへのご記入をお願いしております。

  • 検品

    ポケットのゴミやホコリ等をササラをかけて落とし、洗い方ごとに分類されます。尚、ここで破れ、キズ、ボタン取れを発見した場合電話で確認する場合があります。

  • 各洗い(ワイシャツ・ドライ・ランドリー)

    前処理
    ここでは先にシミ抜きをした方が良いシミをシミ抜きします。(ペンキ、インク、血液等)
    注意:ご家庭で一度シミ抜きをしますと、落ちなくなることがありますので、なるべくいじらずにお持ちください。
    • セーターしみ

      セーターシミ

    • しみ抜き後

      シミ抜き後

    • コートしみ

      コートシミ

    • しみ抜き後

      シミ抜き後

    2年前に購入したスーツで、ドライクリーニングしかしていないものをダブルクリーニングしたものです。

    • ドライ&ダブル
      ランドリー&ダブル
    • 洗濯水
      使用前:右側
      使用後:左側

      ダブルクリーニング
  • 最終的なシミ抜き

    • 油溶性のシミ……食油・皮脂・整髪料・ボールペン等
    • たんぱく系のシミ……牛乳・卵・血液・汗等(水溶性)
    • タンニン系のシミ……コーヒー・果汁・ワイン等(水溶性)
    • 色素……インク・染料・草木の汁等
      ※不溶性のシミ……すす(カーボン)、墨、泥、顔料
      通常のドライクリーニング、ウェットクリーニングでは落としきれない 汚れやシミを部分的にシミ抜きをします。
      シミの種類によって追加料金が発生する場合もございますのでご了承ください。

    シミ抜きの工程

    • 油溶性のシミ抜きをして表面の油部分を除去します。
    • 水で軽く濯ぎ水溶性のシミをある程度除去します。
      …この工程まではほぼ無料ですが、範囲によっては料金が発生します。
    • 残ったシミをタンパク系・タンニン系それぞれのシミ抜きをします。
    • 残った色素を漂白処理します。

    ※生地によっては、シミ抜きにより毛羽立ち、色抜け、損傷を起す場合がございます。
    その場合、なるべく事前にお客様にご相談しております。
    ※不溶性のシミは、水・溶剤にも溶けない粒子の細かい異物が繊維の奥深くまで入っているため、除去は困難です。

    シミ抜きを依頼する際の注意として、シミ抜きは大変時間を要する場合がございます。
    時間短縮のため薬品に温度をかけて薬品反応を早める事がございますが、その分リスク(色抜け、損傷など)も高くなります。
    ご依頼する場合は時間にゆとり(約二週間)を持ってお出しください。

    また、シミを長時間放置しておきますと、空気中の酸素により酸化し黄変して落ちにくくなりますので、シミが付いた際にはお早めにお出しすることをお勧めします。
  • 仕上げ

  • 包装

    包装はお客様にお渡しするまでの型崩れや汚れの付着防ぐための物です。お持ち帰りの後は、包装紙を外して保管ください。

  • 引き渡し

    キレイになったお品物をお客様にお渡しいたします。お預かり証と品物を確認し、お客様の要望通りにシミ汚れが取れているか、また破損がないか等をご確認していただきます。